ボクシング教室

2018.07.16

地元荻窪の小学校のサマーキャンプは、もともとは災害の避難体験として、小学生が父兄と一緒に学校に泊まることから始まったそうですが、ご飯を自炊して、そのあとに職業体験や昔遊びなどをして締めくくるなかで、ボクシング教室をやってみないかとのお声掛けをいただきました。

願ってもない地域貢献の機会をいただきましたが、もともとマンツーマンの競技であるボクシングを何十人もの未経験の子供たちにどう体験してもらおうか、準備可能なファシリティや環境・参加者などから検討を始めました。モーターショーの仕事などイベント経験が役に立ちました。

まずはどのぐらいの人数に対応できるか?ということでグローブ20セット、ミット10セット、ボディプロテクター、持ち運びできそうなサンドバッグなどをかき集め、それからジム内でボランティア参加してくれそうな人材募集…日曜の早朝は勤め人にはきつい時間ですが、一人や二人では足りないので、最終的には大森会長はじめ9名が手伝ってくれることになりました。後から聞いて参加したかったという人もいて、いまさらながら良い会員が多いなぁ、ジムやってて良かったとしみじみ思います。

参加者する小学生も当日にならないとわからないのですが、おそらく50~60名、一年生から六年生まで、男子女子も含めて体格や運動能力も千差万別なため、低学年・中学年・高学年を分けて、体格差や人数は現場合わせで対応ということにしました。また、時間があれば、付添いのお父さんお母さん対象のオトナ教室も面白い。

ファシリティ、環境や参加者人数など具体的なアウトラインが想定できたところで、最も重要なコンセプトである「ボクシング教室を通じて何を持って帰ってもらうか?」の検討を会長と詰めてゆきます。

ボクシングは参加者の意識を含めハードルの高い競技ですから、安全に参加するはマスト用件です。加えていかに面白く自分の身体能力を引き出すか。基礎から時間をかける余裕は無いので、子供の得意の動きとボクシングの共通項を探し、ディフェンス・オフェンスを織り交ぜた体験をさせる。面白いし、自分にもできたという自信。普段経験することのないパンチを打つという体験が、もしかしたら将来何かの役に立つかもしれない(笑、大人の方は年齢なりの体の動かし方や、ストレス解消をメインに考えました。

当日は子供たちが50人以上が参加し、面白そうにパンチを打ったりダッキングをしたり、思った以上に楽しんでいました。オトナの方は子供のお世話で若干疲れ気味でしたが、ご婦人方が熱心に会長の話を聞いていただいたり、パンチを叩きこんでいましたね… 

後で写真や動画で振り返ると、参加した子供やオトナに加えて、ボランティアで手伝っていただいたジムの面々もとてもいい顔で写っています。また声をかけていただいたら、是非やってみたいですね。