The Art of Boxing
2016.06.19
古代ギリシアの黄金時代から、近代ボクシング、未来への考察まで、スポーツとしての側面だけでなく、文化的な視点から構成され、ホメロス、ヘミングウェイの文学作品から絵画、イラスト、そして映画、ラジオ、TV、雑誌の各メディアの領域からボクシングを考察している。
その中で印象に残ったのが、「In the mid time」(ラウンドの合間)Thomas Eakinsという日本ではなじみのない現代画家が描いた作品。虚空を見つめて集中するボクサーとそれを鼓舞するセコンドの表情がリアルで興味深い。これまでボクシングは、その一瞬を写真で切り取られたグラフィックが印象深かったが、どうして絵画やイラストもすばらしい作品があることを見直した。
以下はRobert Riggsの「Boxers」(ボクサーたち)セコンドについている元ボクサーたちの表情が素晴らしい。
最後の一枚は、「The Brown Bomber」褐色の爆撃機と言われたジョールイスがマックスシュメリングを下した瞬間。ボクシングの一瞬を切り取ったロバートリッグスの秀作。