どんな体になりたいか

2019.09.16

オフィスで開催された某有名フィットネス(CMでおなじみの)のトレーナーに速筋を、パワーではなくスピードを重視して鍛えたい場合、例えばボクシングでジャブのスピードを上げたい場合を想定して、どういうトレーニングがあるかを質問してみました。

ボクシングコーチの講習会でも議論があったのですが、高負荷の仕事量(重量x距離)ではなく、220g程度のグローブを装着した腕の発射速度を上げるためにどういうトレーニングが効果的か。

体のトルクが使いにくいジャブは、腕の筋肉以外領域でいえばの後ろ脚の踏込み、それ以前の情報処理速度であればF型運動ニューロンの反応速度なども重要です。ノーモーションで負荷の低い状態からスピードのあるジャブを連打するために、FGタイプの筋繊維をどう鍛えるか、、、RM(リテンションマックス)をどこにおいて、どのぐらいの負荷・スピードがベストなのか?

フィットネストレナーならどういう回答を出すのか興味がありました。

ですが、そういう理論的な話はおいといて、あなたはどんな体になりたいですか、そこから始めましょうということでした。最近流行(?)のボディデザインという観点から入りましょうということです。

運動不足の人は大勢いて、その人たちが気軽に運動始めるには、まずは食事によるダイエットだけでなく、簡単な運動で見た目の良いカラダを作ることが、わかりやすいモチベーションになるのでしょう。

見た目に美しい体を目指すか、スポーツで使える体を作るか、ここには大きな違いがありますが、スポーツによっては十分両方を満たすことができると思います。格闘技系は瞬発力・持久力・筋力・メンタルタフネス・戦略的思考などちょっと欲張りかもしれませんが、ストイックに練習することで得られる果実も多いです。