グローブへのこだわり

2018.02.2

グローブはオンス(1oz=28.35g)という単位で大きさを区分しています。

プロでは体重によって8から10オンス、アマチュアボクシングでは10から12オンスという重さであり、表面素材は革、インナーの衝撃吸収材はウレタンやスポンジを組み合わせています。

WINING、adidass、RING SIDEなど世界的なグローブメーカーがありますが、ビギナーの方には重量的な負荷が低く、拳のインパクトがわかりやすい8オンス程度がお勧めです。

当ジムでは大森会長がメキシコの老舗であるレイジェスなどを参考に、グローブに必要な性能要件を織り込んだオリジナルのグローブを製作しています。ボクシンググローブをオリジナルで設計するジムというのも珍しいと思いますが、、、会長のこだわりが改良に改良を重ね、現在は7代目となりました。最大の特徴はインナーで、ウレタンやスポンジの代わりに綿を使用しています。綿をインナーに使ったグローブは80年代ぐらいまではあったようですが、最近はほとんどがウレタンやスポンジを使っています。綿詰めはウレタンやスポンジに比べて若干耐久性が劣るということもありますが、柔らかく変形するため、縫製に技術がいることから機械縫製が難しく、大量生産に向かないのが理由ではと思われます。大森ジムでは革製品では世界的に定評があるパキスタンの皮革メーカーに依頼し、一つ一つ職人が手縫いで仕上げるグローブを販売しています。

綿はウレタンフォームと違い、使い込めば柔らかくこぶしに馴染んできます。 きちんと中指・人差し指のナックルでパンチを打っていることが確認でき、ミットの受け手側にも伝わってくるので、正しい技術が身に着けられる道具であること、また、衝撃を吸収し、拳を痛めにくいのも特徴で、トレーニング・マススパーリングに最も適した仕様であると思います。カラーもペアトレーニングの視認性を考慮して、拳の動きが受け手にもわかりやすい色彩であるイエローやオレンジを選んでいます。