スポーツとフィットネス

2019.09.8

CMで有名なフィットネスがオフィスで受けられるということで体験に行ってみました。

運動不足は生活習慣病の通院、薬などの経済的なリスクを伴い、せっかくの自由な時間も制限を受けるなど良いことは何もない、元気で健康な生活を楽しむにはやはり運動が必要とのことでした。もっともですね。

フィットネスの目的は殆どがダイエットなので、重要なのは、食事8割/運動2割、そして、南の島の海に行って人前で水着になり泳げるような夢を持ちましょうとのこと。継続するにはモチベーションが重要という意味です。

一方でスポーツとフィットネスの違いからモチベーションを考えてみました。

スポーツは近代スポーツのアマチュアリズムと定義します。

そこには3つの重要な要素があり、

一つはフェアネス、あらゆる意味で公正であること。かつてカラードスポーツと言われる襟のついたシャツを着用して参加するスポーツは審判がいませんでした。それぐらい紳士的で公平だったんです。

二つ目はレスペクト、仲間、指導者、そして対戦相手など、すべからく関係者を尊敬・尊重する。どんなに厳しい試合でも、それが終わればお互い健闘を称えあえる。

そして、三つ目、グッドルーザー、負けた時の潔さ。どんな優れたスポーツマンでも負ける時があります。その時に、その敗戦から何を学ぶか、実は勝利から学ぶこと以上に重要な要素であり、それが次につながってゆきます。これらはコーチングと同様、仕事にも言えますね。

スポーツは運動(=フィットネス)を要素としながらも、スポーツ自体が面白く、時にはドラマや感動を呼ぶのは、こうした要素が内在するからだと思います。プロスポーツのハイレベルな技・スピード・戦略は見ごたえがありますが、一方でアマチュアスポーツの面白さはこの三つの要素を色濃く反映しています。自分が関わるスポーツ、例えば同じ練習仲間が出場する試合を応援する。先日スパーリング大会に初めて参加し、懸命に闘う選手、普段練習を一緒にする仲間が声を限りに応援する、アマチュアスポーツの面白さが凝縮されていました。

ダイエットが最初の目的でも、それだけが目標となるより、スポーツを楽しむことを要素に取り入れれば、モチベーションももっと長続きするのではと思います。