体脂肪や内臓脂肪の減らし方は

2020.07.5

新型コロナウィルスの緊急事態宣言が解除され、体験の希望が増えています。そのなかで最近の運動不足から体脂肪や内臓脂肪の減らし方などの質問もありました。

これには運動だけでなく食生活も大切です。糖質は運動の際のエネルーギー源(筋グリコーゲン)となる重要な要素ですが、現代の食生活では摂取量が多くなりがちです。例えば低脂肪をうたう食品でも糖質が多いというケースは少なくありません。糖質の重要性はまた別のブログで書く予定ですが、問題は過剰摂取です。また必要なエネルギー摂取量としては、基礎代謝が1500kcal程度だとすると、アスリーが必要なエネルギーは持久系の通常練習期で2.5倍:3,750kcal、筋力・瞬発系は2.0倍:3,000kcal(それぞれオフは1.75倍)ですが、例えばデスクワーク中心の会社員だとすると1.3倍:2,000kcal程度です。つまり、運動をしていない人は運動をしている人に比べエネルギー過多になりやすいのです。

では、運動で体脂肪や内臓脂肪をどう減らすかですが、これに効果があるのは、体内の脂肪をエネルギーとして使う、運動負荷が低めの有酸素運動です。ウオーキングやジョギング(隣の人と話ができる程度)など、最高負荷を100%とした場合に50%程度の負荷です。負荷が高くなると解糖系・無酸素系となり、エネルギー源はグリコーゲン・ATP3となります。なので、最初は有酸素で運動の面白さを覚えて長く続けられるといいでしょう。

ちなみに、呼吸するから有酸素・呼吸しないで無酸素というのではなく、筋肉が収縮する際のエネルギーに酸素が使われるか否かで分けています。例えばボクシングのサンドバッグ打ちでは、初心者の方はほぼ無酸素(笑。力いっぱいこれでもかって勢いで打ちますね。で、すぐ限界が来て終了。(無酸素系のATP3や解糖ではもって40秒程度です)。出来るようになると、無駄な力が抜けて、体全身のバネで打ち、途中途中でラッシュを入れます。そうすると、有酸素と無酸素を繰り返すことになります。

体脂肪や内臓脂肪を減らすには、有酸素運動が有効です。一方でスピードやパワー、瞬発力となると、これを生み出す速筋を鍛えるための無酸素運動が必要です。これは残念ながらウオーキングやジョギングでは鍛錬できません。ダイエットは余分なウェイトを減らして体を動かせるようになる第一段階、次いで速筋系を鍛えると日々の体の動きが驚くほど変わってきます。

体験に参加した方に、ボクシングジムでこんな話が聞けるんですねと言われましたが、BOXINGはそもそもScienceですから。